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 靴修理、靴磨きの専門店『スピカ』
 トップページ > バックナンバー > 13年1月 靴修理、靴磨きの専門店「スピカ」
 2013年1月22日
         
   「妥協しない」仕上がりの美しさ
 

全国から靴やバッグの修理依頼が来ている


 
靴を熟知した職人がいる、本格メンテナンスショップ

今回は、靴修理、靴磨きの専門店『スピカ』さんにお邪魔しました。同店では、靴以外にもバッグのクリーニングや染め直しなども行っています。
元麻布(東京)の閑静な住宅街に店舗を構えており、隠れ家を探すようなワクワク感がありました。

木の扉を開けると、シューキーパーやお手入れグッズ、カラフルなシューレースなどが目に入ります。そして全国から寄せられている靴やバッグが沢山あり、今か今かと修理を待っているようでした。
更にお店の奥に進むと、靴底を直す本格的な機械が!アトリエのような店内では、職人さんたちが一つ一つ丁寧に時間を掛けて修理をしている姿が印象的でした。

2007年に設立した『スピカ』さん。立ち上げて6年目になる同社について、社長の手嶋慎太郎さんに取り組みや今後の展望などをお聞きしました。

(インタビューはSHOE・BAG探偵局の半田です


 



いいモノをメンテナンスして長く使ってもらいたい


【半田】
まずは、『スピカ』を立ち上げた経緯を教えてください。


【手嶋さん】
元々靴が好きで、よく自分で磨いていました。
ですがサラリーマン時代、忙しくなるにつれて自分の時間を作るのが難しく、靴磨きも疎かになっていました。

いつしか修理屋に任せるようになりましたが、戻ってきた靴は磨き足りない部分があったり、靴の修理を出したときは全く履き心地が変わってしまった物もあり、ガッカリしたことを今でも覚えています。
もしかしたら私のように、修理に出して残念な思いをした人が多いのではないかと思いました。
 

33歳と若手ながらも躍進を続ける手嶋社長。自身の経験から、メンテナンスに悩むお客様に最良のサービスを提案します。
     
また仕事の都合上、別の部署に行くか留まるかを考えていた時だったので、良いチャンスだと思い2007年8月に退職、同年10月に『スピカ』を設立しました。
   

  【半田】
そうなんですね。
ところで、なぜこの場所(元麻布)を選んだのですか?大通りに面しているのではなく、住宅街にあると知って驚きました。


【手嶋さん】
元麻布を選んだのは、たまたま物件が開いたからというのもありますが(笑)、サラリーマンやお仕事をされている方も利用しやすい立地を探していたので、ここに決めました。
この家屋は元々、会社の寮だったそうです。
そこを全てリフォームしました。絨毯からフローリングに替えたり、壁をぶち抜いてお店の奥まで見えるように工夫しています。
また、遅くまでリペア機械を使うので防音対策もバッチリです。


【半田】
会社の寮!?全く面影がないですね!小さな工房のような雰囲気が素敵です。
ですが、なかなか見つけづらい場所だと思います。どのようにしてお客様にアプローチしたのでしょうか?


【手嶋さん】
立ち上げ1~2年目ぐらいは、お客様が少なかったです。
それから近隣の住宅に案内チラシなどを配布するようになってからは、お客様に来て頂けるようになりました。
最近は「靴磨き」や「リペア」などで検索される方が多く、ホームページを見てお問い合わせを頂いております。それと、先日、会員制のクーポンサイト「ギルト」さんで掲載してから、全国からご注文が増えましたね。




   
 

階段を上ると細い路地があり、一番奥にお店が見えます。
静かな住宅街で「隠れ家」を探すような気分でした。







木の扉が可愛い!雑貨屋さんかカフェのような雰囲気です。



 


店内入ってすぐに、シューケアグッズが置いてあります。
リフォームで壁をぶち抜いて窓枠を作り、お店の置くまで見渡せる工夫です。
職人さんが作業している姿が見られますよ。






アトリエのような店内です。この場所で「靴磨き教室」も開いています。





『スピカ』さんのホームページ。
コンテンツ別に分かれているので、注文したいことや気になることがすぐに探せます。




 
 

【半田】

徐々に新規やリピーターのお客様が増えていると思いますが、現在は靴とバッグの修理に関してどのようなご注文が多いですか?


【手嶋さん】
靴では、男女共にヒールの修理が多いです。
新しく買うよりも、自分の足に馴染んでいる靴を長く履きたいというお客様が増えてきています。
あとは靴磨きですね。お店でも
毎月、「靴磨き教室」を開いていて、申し込みはすぐに満員になります。
お客様の中には「ケアグッズを買ったけど、使い方が分からない」という方が結構いらっしゃいます。そういった方に、持っているものですぐに実践できるよう、時間を掛けてお話します。
靴磨き教室は少人数での開催ですが、お客様一人ひとりの疑問に答えられるので、お客様と職人の良い交流の時間にもなっています。


【半田】
確かに、「買ったは良いけど、使い方が合っているのか不安…」と言うこともありそう。そんなとき、プロに直接聞けるのはとても良い機会ですね。
では、バッグはどのようなご注文が多いですか?


【手嶋さん】
バッグでは、クリーニングや染め直しが中心です。こちらは女性客が多く、「いつも持っているバッグをキレイにして欲しい」という方や、「昔持っていたバッグを久しぶりに持ちたいから、キレイにして欲しい」という方まで様々です。




染め直しを待っているバッグたち。場所柄、高級ブランドの修理が多いのだとか。






染め直しを行っているところ。1日に2~3個のバッグを染め直しているそうです。
時間を掛けて丁寧に行っているのが分かりますね。






バッグのクリーニングは、古くなったものや色あせてしまったものを、新品同様に蘇らせてくれます。




 

修理メニュー一覧。
靴ではオールソールを取り替えることも可能です。職人がいるからこそ出来る技術です。




 

 
 
柔軟なアイデアが浮かぶのは、社長が職人ではないから
     
    【半田】
最近、靴や鞄に関するメンテナンス店が増えたように感じます。今は駅ナカにも続々と出店が目立っていますよね。
『スピカ』さんでは、他店と“ここが違う!”という差別化ポイントなどはあるのでしょうか?


【手嶋さん】
ん~、他店との違い…。私(社長)が職人ではないところでしょうか。
私がマーケティングやサービス内容を考えたり、自社サイトのSEO対策など経営に関することを全て行っています。もし私が職人だったら、「これは出来ないのではないか」と無意識にブレーキを掛けてしまうと思います。
     


【半田】
業界に縛られていないからこそ、柔軟なアイデアが浮かぶのですね。
では、修理以外の取り組みはありますか?



【手嶋さん】
新しく
「ブーツの保管サービス」を始めました。冬物のブーツは、かさ張りやすいので自宅で保管するのが大変だとよく聞きます。


【半田】
そうなんです!箱にしまうか、ブーツキーパーを入れて靴棚の隅っこの方に置いていますが、結構スペースを取りますね。


【手嶋さん】
当店では、夏の間にブーツをお預かりしています。保管する際には、キレイに磨いてカビの発生を防ぐように、きちんとメンテナンス致します。半年後、お客様にブーツを取りに来て頂く、という流れになっています。
やはり悩んでいる女性は多いですね。ニーズが高く、ブーツを保管するスペースが凄いことになっています(笑)。


【半田】
確かに凄い量が、ありますね(笑)。
これは助かりますね。半年間も保管してくれて、自分でお手入れしなくてもすぐにブーツが履けるとは、至れり尽くせりです。
他には、どういった取り組みをされていますか?


【手嶋さん】
他には、
「靴のリサイクル」を行っています。
「ジョンロブ」や「エドワードグリーン」、「クロケット&ジョーンズ」などの有名インポート靴をメインに、お客様から履かなくなった靴を譲って頂きます。
お持ち頂いた方には、1足につき5,000円の修理割引券を差し上げています。
当店では譲って頂いた靴を職人がキレイにクリーニングし、靴底を全て交換するなどの修理をして蘇らせます。それをお手頃な値段で、店頭にて販売しております。
プロパー(通常価格)だと、なかなか手に届かず購入を諦めてしまう方が多いと思いますが、手に届く金額であれば良い靴を履くきっかけにも繋がると考えています。


【半田】
確かにお手頃な値段とあれば、そのブランドのファンも嬉しいですね。そして若い人が良い靴を履くきっかけにもなります。



   
   

ブーツの保管サービスは、靴の表面だけではなく内側までお手入れをしてくれます。
ピカピカの状態ですぐに履けるのは、とても嬉しい!
(※キャンペーンは終了しています)




 

靴のリサイクルは、環境にも優しい取り組みです。
これまで手が届かなかった人や、若い人が購入するきっかけにもなりますね。
『スピカ』さんのブログで詳しく書いてありますので、是非ご覧下さい!



   

「クリケット&ジョーンズ」が27,000円で購入出来ます。サイズが合えば、かなりお買い得。




   


 
お店の強みは「靴をイチから作れる職人がいる」こと


【半田】
お店のホームページで「靴をイチから作れる職人がいる」と拝見したのですが、何名いらっしゃるのですか?


【手嶋さん】
スタッフは全部で8名。そのうち靴をイチから作れる職人は3名です。他のスタッフも現在、靴の専門学校に通っています。
職人がいるので靴磨きだけではなく、より本格的なリペア(修理)を行えるのは当店の強みですね。「靴のリサイクル」も、職人がいるから出来る取り組みです。


【半田】
「靴磨き」を中心としている店舗が多い中、本格的な機械を使える職人さんがいるのは確かに強いですね。
職人さんの育成なども考えているのですか?


【手嶋さん】
はい。今後は職人育成も兼ねて、修理以外のことも視野に入れています。
最近、靴の専門学校を卒業しても職人として働くことが難しいと聞きます。せっかく靴作りの技術を身に付けたのに、会社に入っても自分の思うようなものが作れないといった悩みも耳にします。素晴らしい腕を持った職人さんが余っている状態です。

そんな背景があるので、私は当店にいる職人のサポートをしたいと考えています。ゆくゆくは、
お客様からオーダーを頂いてビスポーク(注文靴)の取り組みも行っていく予定です。


【半田】
修理からビスポークまで!靴を熟知した職人さんがいなければ出来ないことですね。
   
 


【手嶋さん】

そうですね。自分でブランドを立ち上げるのは難しいですが、お店で靴作りが出来たら職人のモチベーションも上がると思います。
お店だけでなく、お客様にも職人を育てて頂ければ嬉しいですね。

私自身、会社員時代に職場環境が良くなければ仕事が楽しいと思わない頃があったので、スタッフには、「お休みは十分に取って、遊ぶときは思い切り遊んでください」と言っています。
仕事と遊びのメリハリを付けてもらって、スタッフの働きやすい環境を整えていくことが、私の役割でもあります。


 





 

靴底やヒールを修理する機械があり、職人さんが黙々と作業を行っていました。
ここまでしっかりと行うリペア専門店は少ないです。




 

靴底を修理しているところです。職人さんが手作業で心を込めて行っています。
間近でこういった姿を見られたのは、貴重な経験でした。







 
 【レポートを終えて・・・】

物が沢山溢れている現代では、新しく何かを購入するよりも今使っているものを大事にしようという考えの方が増えているように思います。インタビューの最後に、手嶋社長様が「いいモノと、安いものを使い分けている時代」とおっしゃっていましたが、まさしくその通りだなと感じました。
一過性のトレンドに流されず、いいモノに触れて、大事に使い続ける人が増えれば良いと願います。

そして『スピカ』さんの店内では、インタビュー後、職人さんのお仕事を拝見させて頂きました。お客様から預かった大切な靴やバッグをメンテナンスしている姿は、一切の妥協もせず丁寧に仕上げていました。
その誠意がお客様にも伝わり、信頼されてリピーターに繋がっているのだと思います。

職人さんを身近に感じられて、気軽に相談できる場所です。まずは「靴磨き教室」から遊びに行ってみてはいかがでしょうか。








お知らせ
『Spicaの靴磨き教室 2月』
スピカの靴磨き教室では、雨の日に履いた靴の処置やブーツの保管方法をはじめ、エナメル・スエードのお手入れ方法、紳士靴の鏡面磨きに至るまで、職人たちが分かりやすく丁寧にご説明させて頂きます。 説明を受けながら、実際にお客様にも手を動かしてご自分の靴を磨いて頂きますので、どなたでもすぐにやり方を覚えて頂けます。

概要は以下の通りです。

※各回の定員は3名までのため、参加をご希望される方はお早目のご予約をお勧めします。

【日時】 毎週土曜日 15時~16時30分(約90分)
      (2月  2日、9日、16日、23日)

【参加費】 3,000円  (事前にお振込み頂きます。)

【お持ちいただくもの】 ご自分で磨きたい靴1足、黒のスムースレザーの紳士靴がベター。

【予約】 参加希望日の2日前までにお電話でご予約ください。(早めのご予約を推奨いたします)

【定員】 各回3名







【店舗概要】
■店名
 靴修理、靴磨きの専門店『スピカ』
■店舗面積
  2階建て130㎡
■住所
 東京都港区元麻布3-10-8
■店舗電話番号
 03-6413-6656
■営業時間
 10時~19時
■定休日
 年中無休
■『スピカ』ホームページ
http://www.spica-inc.jp/
■『スピカ』のスタッフブログ
http://www.spica-inc.jp/blog/

   




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