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 厚底靴の変遷 

 「底が厚く高い靴(プラットフォームシューズ)」は時代を超え、何度も流行してきた。
視線が高くなる快感やある種の優越感のせいでしょうか。
 「先の細長い靴」、「幅の広〜い靴」も含め、一度流行すると、かなり極端なレベルまで進んでいきます。
厚底の知られざる変遷をお楽しみ下さい。







《田下駄》
 昔、田の中で作業する時に使った下駄。
中国では紀元前3千年、日本では弥生時代のものが出土している。
 右下のかんじき状で設置面積の広いものが一般的だが、
左下の歯を高くしたタイプと両方あった。







《チョピン、ゾッコリ》
 15〜16世紀のルネサンスはミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエロなどを輩出したイタリア文化の黄金時代。
文化の中心地フィレンツェでホモセクシャルが流行する一方、
ローマと新興都市ベネツィアでは独身男性の多さと共に娼婦も多く、人口全体の1割にまで達っしていた。
 その中でも「コルティジャーナ(本来は宮廷のお付き女性)」と呼ばれる高級娼婦は、
文学サロンの女主人や詩人としても活躍し、金銀・絹・宝石・毛皮などの豪華な衣装と贅沢な家に住んでいた。
 髪は金髪に染め、30センチ近い2つの角状に結ったヘアスタイルをし、
大胆な胸ぐりの服に鯨の髭で膨らませロングスカート、
そして最高60センリ位のゾッコリ(又はチョピン)を履き、午前中は供の手をかりながら散歩をした。
 一般の未婚女性は家から一歩も出られず、上流階級の一部と彼女達だけに少しの自由があった。
(ポール・ラリヴァイユ「ルネサンス時代の高級娼婦」より)
 
※映画「娼婦ベロニカ(A DESTINY OF HER OWN)」がちょうどこの時代のコルティジャーナで、厚底靴も少し出てくる

 
                                    16世紀 ヴェネツィア コッレ−ル市立博物館



《山伏の一本歯下駄》

 白装束で、山の中で修行し、ほら貝を吹くあの山伏達の履物の一つに、この一本歯の高下駄がある。
旧制高校の応援団や現在の盛岡高校生の一部も使用するらしい。







《花魁の3枚歯下駄》
 江戸の延享時代(18世紀中頃)に始まり、明治にかけて、江戸吉原や
京都島原の高級娼婦である花魁や太夫が大勢の供を引き連れて、
遊郭のメインストリートを内八文字という歩き方でゆっくりゆっくり歩いてみせたのが花魁道中。
今でいうディズニーランドのパレードのようなもので、早朝から見物客が列をなした。
当時の花魁は娼婦といっても美人で、品格と教養も併せ持つ超一流ホステスだった。
 この時に履いたのが黒い3枚歯の高下駄。
当初は毎日の顔見せ道中だったが、後に年中行事化され、
江戸吉原では正月と八朔 (旧暦8月1日)、京都島原は4月21日になった。
重い衣装に大変な歩き方のうえに、誤って転んだりすると、
その前の茶屋で総振舞する慣わしがあったようで、歩く練習も随分したらしい。
 彼女達もお供の肩に手を乗せながら歩いたが、高級娼婦と厚底靴、そして戸外で練り歩くことなど、
時代は異なるものの、「花魁」とイタリアの「コルティジャーナ」はあまりに共通点が多い。








《少女用の下駄・ぽっくり(こっぽり)》
 駒下駄の一種。厳密に言うと舞妓さんのものは「おこぼ」で、
七五三の少女達のものより2倍くらい高く、10センチ強ある。
 少女用は赤が多く、地区によって呼び方が異なり、
主に西日本では「こっぽり」、東日本では「ぽっくり」。
 昔、長野県では「ぽんぽん」、青森県では「がっぱ」とも言ったらしい。







《トルコの風呂用下駄》
 「厚」ではなく、「高」だが、風呂に入る時に履いた下駄。
 写真は19世紀のもの。

 






《巨匠フェラガモの名作》
 靴デザイナーの巨匠フェラガモが1938年に発表した有名なプラットフォームシューズ。

 





《ロンドンブーツ》
 70年代にグラムロック系やエルトンジョンなど英国ミュージシャンが履き、
後のクイーンなどもこのタイプを履きとおした。
 日本へは加藤和彦氏が持ち込んだらしく、原宿にあったホソノがオーダーで作り、
GARO(「学生街の喫茶店」という歌を出していたフォークバンド)なども愛用していた。

   エルトンジョンの1973年のブーツ





《ラバーソール》
 同じくミュージシャンご愛用のタイプ。英メーカーの「ジョージコックス」が1949年に発売し、
50年代にリーゼントのテディボーイ達にヒットした「ブローセル・クリーパーズ」。
 ロンドンのキングスロードにあった「ロボット」という店が、ミュージシャン用の靴を売っており、
70〜80年代はこのロボット別注のものが特にヒットし、略して「クリーパー」と呼ばれていた。
 日本では89年頃にブームがあり、ミュージシャンのジギー、バクチク、ジュンスカイウォーカーズなどと
そのファン達が当時竹下通の3Fにあった「丸玉商店」で購入していた。
 その後、波はあるものの若者のベーシックアイテム化している。


ジョージコックスの定番。モンクタイプと共に、これの色・素材バリエがメイン



当時の丸玉商店で売っていた、珍しいジョージコックス


同じく、レッドオアデッド



《ヴィヴィアン・ウエストウッドのロッキンホース》
 かかとの一部分がくれた黄色いの木底の厚底靴がロッキンホース。
 名前はもちろん、子供の遊具「ゆれ木馬」に似ているからでしょう。
 ヴィヴィアンは70年代のロンドン・キングスロードで、後にセックス
 ・ピストルズを世に送り出すマルコム・マクラーレンと共に
 「Let it Rock」と言う名の店をかまえ、50年代ロックンロールの服と靴を販売。
その後「SEX」と名を変え、その客達をセックス・ピストルズとしてデビューさせ、
 「Too Fast To Live, Too Young To Die」
 「Seditionaries」「World's End」と店名を変えながら、
 画期的な安全ピンや鋲付きの服、ズートスーツなどで大ブレーク。
 ヴィヴィアンは「パンクの女王」と言われました。
 
 80年代からは本格的なブランドのデザイナーとして活躍しています。
 彼女のロッキンホースは同じ厚底を使ったシリーズで、アッパーの違う
 バレリーナ、ブーツ、ギリーなど種類も色々あり、
 色・素材もかなり自由にオーダ−できました。
 いまでも販売しており、日本での価格は9万円位です。


      



《コージ・クガの厚底》
 日本のシューズデザイナー久我浩二も80年代後半から、厚底タイプを出してきた。
中でも特徴的なのが、写真左のような大きなギザギザのついたシャークソール。
   



《ウレタンをつけ足したコンバース》

 1994年頃、コンバースオールスターを中心に、その底にウレタンを貼り厚くして履くのが流行した。
 当時、新宿駅前にあった「タナカヤ靴店」?がより高く、2層や3層にも貼ってくれる店として有名だった。
現在もプラットフォーム底がコンバースのオールスターシリーズで復活し、販売されている。








《安室奈美恵のエルダンテス》
 92年「スーパーモンキーズ」の一員としてデビューした安室奈美恵。
その後、「スーパーモンキーズ4」、「安室奈美恵withスーパーモンキーズ」と改名&メンバー変更を繰り返す。
出したシングル4枚は全て不発。
しかし、95年の「TRY ME」がついにヒット。その後ソロになり、avextraxに移籍し、
小室プロデュースで大ヒットを連発した。
96年には、彼女のファッションを真似する「アムラー」と呼ばれる人が全国各地に出現し、
社会現象を巻き起こした。彼女が履いた「エルダンテス」のブーツに似た厚底ブーツも大人気に。
片足で1キロ以上もあるとか。ちなみに「エルダンテス」はスペインのメーカー。に

95年のエルダンテス

96年のエルダンテス






《MIHO MATSUDAのかわいい厚底》
 ロリータ系のブランド「MIHO MATSUDA」の厚底靴は、今見てもカワイイ。

 
 






《3層ソールなど99年の大ブーム》
 1999年、ノストラダムス大予言の年。
ちまたでは再び、厚底の靴が大流行して女の子はみな背が高くなった。
 社会現象になり、足の捻挫や厚底靴で運転した車による交通事故まで取りざたされた。
 ブーム後は底を薄く削って作り直す修理屋さんや、
バラエティ番組で厚底ギャルを捕まえ無理に底を低くするコーナーが出現した。



 







《バッファロー》
 ドイツのメーカーで初めはウエスタンブーツを製作。ストリート系に変わってからヒット。
 グレイやラルクアンシェルなどやはりミュージシャン系がご愛用。








《ニューロック》
 金具付きのハードなブーツを得意にするスペインメーカーの靴。
 やはりミュージシャンご愛用で、下はガクトのモデルと言われるタイプ。
 ちなみに日本の音楽シーンでニューロックといえばGSブーム後の、
フラワートラベリンバンド、コスモスファクトリー、モップス、ジャックスなど
を指すが、今となっては超マイナー。









《番外編:外国で販売されているセクシーな厚底靴》
 




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